機械加工部
機械加工部は、わずかなズレも見逃さない“精度の番人”。
削る角度、刃物の当て方、金属のわずかな反り――
すべてに気を配りながら、図面の通りに、そしてそれ以上の仕上がりを目指します。
信頼される機械は、ここから生まれます。
機械加工部の働き方
一般的な工場では、夜勤や交代制を導入し、機械を止めずに稼働させ続けるのが常識です。
そこでは“機械が主役”で、人はそれを動かす“補助役”として扱われることも少なくありません。
でも、扶桑工業は違います。
私たちの主役は“人”です。
機械を動かすのは人。
図面を読み、考え、加工し、組み立てるのも人。
だからこそ、無理のない勤務体制で、人が集中して力を発揮できる環境を整えています。
夜勤や過度な残業をなくし、“人が働きやすい工場”を目指すことが、
結局は“いい機械”を生む近道だと私たちは信じています。
(夜勤や交代制はなく静岡工場では８時～１７時で稼働しております。)
(機械加工部の平均残業時間は１時間以下。ほとんどの人が残業を行っておりません。)
ジョブローテーション
――現場を知ることは、人を強くする。
扶桑工業では、多能工の育成に力を入れています。
一つの作業だけでなく、複数の工程を理解し、必要に応じて柔軟に対応できる力。
それは単なる“便利な人材”ではなく、現場全体を支える“力強い存在”になるということ。
この考えの根底には、工場長自身の経験があります。
機械加工、組立、検査――あらゆる現場を経験してきたからこそ、
「誰かが困っていたらすぐにカバーできる」
「全体の流れが見えるようになる」
「他部署の気持ちがわかる」
そんな多能工の価値を、実感として知っているのです。
ジョブローテーションは、単なる人員配置の話ではありません。
“できること”を増やすことが、自信になる。
“見える景色”を増やすことが、成長になる。
そんな想いを込めて、今日も工場長は若手と一緒に現場を歩いています。
「育てる」のではなく、「一緒に育つ」――それが扶桑工業の現場の風景です。
